プルメリア キモ

キモ

toukai 469

 今回はプルメリアの品種名の紹介をしていきたいと思います。一般的なプルメリアとイメージするときは白ベースに中心が黄色い花の白花を想像するかもしれません。確かに日本ではこのタイプの花がプルメリアと思えるかもしれませんが、プルメリアは品種改良が進んでおり、現在は300種以上が存在するようです。数年前の参考書でそれくらいでしたから今はさらに増えていると思われます。大きく分けると先に書いた白ベースに黄色の花のオブツサ種とハワイなどで品種改良が行われているルブラ種に分けられます。オブツ種のほうが生長は早いような感じがします。赤、黄色、白、紫、オレンジなど豊富な花色もプルメリアの魅力の1つですが、写真や画像では感じ取れない香りも魅力の1つだと言えるでしょう。芳香の種類も様々あるようなので、もし見かけたら花色と同時に香りも楽しんでみてください。 プルメリアは葉でもある程度の品種の違いは確認できます。やや赤みがかった葉ですと赤系統の品種の可能性が高いです。特に新芽の時が分かりやすいと思います。また長く大きな葉ですと比較的花びらが大きく広がりのある大輪系統品種であったり、小型で全体的に均等な丸葉ですとやや肉厚で重なりあう花びらの傾向の品種が多いです。また季節により花の色合いも変化していきますので、画像とは少々違って見えるかもしれません。その点はご了承くださいませ。

 キモは淡い色合いでなんとも表現しがたい色です。色分けするとしたらオレンジがもっとも適当なのかもしれません。プルメリアの品種のなかでも結構大型のタイプで、挿し木苗や実生では咲きづらいかもしれません。ある程度成長してからでないと開花しない品種ではないでしょうか?この品種の花色は咲き始めからあまり変化はありませんが、時間が経つにつれて段々と薄くなっていきます。花は画像のように、花びらがやや反るように咲きます。株が小さいうちは着花しにくい傾向にあるようなので、早く花を鑑賞したい場合は接木苗を購入することをおすすめします。

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 この品種のつぼみは最初の小さいときは白っぽく、大きくなるにつれて段々と赤みをおびてゆき、特に花びらの縁の部分にそって赤みが強くなります。朱色に染まってくると開花します。

 花を付ける茎は、花びらに近づくほど赤みをおびた色合いです。見た目は光沢があり、つるつるしています。

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 葉は丸くやや大型です。

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 芳香は平均的な強さです。花に顔を近づけると甘い香りが分かると思います。