セームアン

今回はプルメリアの品種名の紹介をさせていただきたいと思います。一般的なプルメリアをイメージするときは、まわりが白ベースに中心の部分が黄色い花だと思われます。確かに日本ではこのタイプの花がプルメリアだ！！と思われるかもしれません、しかしながらプルメリアは品種改良が進んでおり３００種以上が存在するようです。数年前の参考書でそれくらいでしたから今はさらに増えていると思われます。大きく分けると先に書いた白ベースに黄色の花のオブツサ種などとハワイなどで品種改良が行われているルブラ種に分けられます。オブツサ種のほうが成長は早いような感じがします。赤、黄色、白、紫、オレンジなど豊富な花色がありプルメリアの魅力の１つですが写真や画像では感じ取れない豊富な香りも魅力の１つだと言えるでしょう。芳香の種類も様々あるようなので、もし見かけら花色の同時に香りも楽しんでみてください。 プルメリアは葉でもある程度の品種の違いは確認できます。やや赤みがかった葉ですと赤系統の品種の可能性が高いです。特に新芽の時が分かりやすいと思います。また長く大きな葉ですと比較的花びらが大きく広がりのある大輪系統品種であったり、小型で全体的に均等な丸葉ですとやや肉厚で重なりあう花びらの傾向の品種が多いです。また季節により花の色合いも変化してきますし、撮り方や光の具合で画像によっては微妙に違って見えるかもしれません。その点はご了承くださいませ。プルメリアはまだまだ日本でなじみのない花かもしれませんがその魅力を伝える一環になれたらと日々努力を重ねていきたいと思います。プルメリアの品種名は文献だけでなく個人的に付けた名前もありますので他のサイト様等と花色は一緒ですが呼び名が違うという場合もありますのでご了承ください。

　セームアンは白と黄色の２色のコントラストの白花系の品種です。白が強い品種でこの品種をよく見かけるプルメリアと思われるかもしれませんがこちらはより白い部分が強くて大輪系の品種です。中央の黄色い部分は中心だけで周りの白い部分とまざった色合いにはなりません。その為に綺麗な白色が出ます。５枚の花びらは重ならないで咲きます。咲き始めと終わりも大きな変化はありません。大輪形なので花が大きく迫力がありあます。やや珍しい品種のプルメリアなので咲いているのを見かける事は少ないかもしれません。

　つぼみは小さい時は緑色で大きく膨らんでくるにつれてから白っぽく変化していき、真っ白になってから開花します。やや長細いつぼみの形をした品種です。花を付ける茎は緑色で若干赤みが出る部分があるくらいです。

　葉はやや長く丸みをおびています。葉の先っぽがとがった形をしています。花と同じく大型の葉の品種です。芳香は甘い香りですがあまり強くはありません。近くに行き顔を近づけると甘い香りがします。