ハナキリン 育て方

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ハナキリン 育て方

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 ハナキリン(花きりん)はマダガスカル原産のトウダイグサ科ユーフォルビア属の多肉植物です。現在は亜熱帯地方の多くに分布しています。

 特徴として多く見られるのが鋭いトゲで、幹全体についており下葉が落ちていく性質のハナキリン(花きりん)ではどうしてもトゲが目立つ存在になってしまいます。

 日本で古くから流通しているハナキリン(花きりん)は小型の花(1cmくらい)で幹も細く葉も小さいです。比較的強い性質ですので昔に購入して今も元気に生育しているという方も多いようです。

 本来ハナキリンの花として見られている部分は苞(本来はがくにあたる部分ですが花のような色彩の場合は苞と呼ばれることもあります)の部分です。本当の花は中の小さな4つの部分です。お気づきの方もおられるでしょうが、同じトウダイグサ科のポインセチアをイメージしていただければ分かりやすいかもしれませんね。ですから本来はがくの部分ですから花の期間が長く感じられるのです。

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 ハナキリン(花きりん)の育て方としては、多肉植物になるのであまり加湿になりすぎない環境で管理したほうがいいです。風通しのよい直射日光があたる環境が理想です。もともと熱帯地域で栽培されているハナキリンですので高温には強く少々気温が高くなっても問題はありません。あまり日当たりのよくない場所に置くと細くヒョロヒョロな樹形になりがちですので注意してください。トゲがあるので扱う際には手袋をはめてから注意したほうがいいです。

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 ハナキリン(花きりん)の剪定についてですが、どうしても上に伸びやすい特徴があるので1~2年に一回は適度な場所で切ってあげたほうが樹形もまとまった形になってくると思います。邪魔になるなら一番大きな軸の幹を切るのもいいと思います。このキリンのように長い幹をしていることから事からハナキリンとついたのかみしれません。剪定の時期としては花の終わってくる6月~8月くらいが好ましいです。剪定定の際に切り口から出てくる白い乳液は有毒ですので皮膚の弱い部分についたらすぐに洗浄してください。くれぐれも目をこすったりはしないでください。もしあやまって目に入った場合には眼科医い相談してください。

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 剪定に伴い切った枝の方を使ってからハナキリンの挿し木での栽培の説明をします。 挿し所の用土は肥料気のない水捌けのよい用土に、切った枝を数日乾かしてから切り口を硬くしてから挿し木したほうがいいようです。これは切り口が柔らかいままですと、そこから軟腐が入るのを防ぐためだと思われます。この挿し木の時に液肥にしたして挿し木したり発根剤のジベレリンをし使用するやり方もありますが、これは費用対効果をきちんと考量してからやってください。

 ちなみに弊社でのハナキリンの挿し木の方法を説明させていただきます。まずハナキリンを適度な大きさに切ってから地中に挿す部分のトゲを切り挿し木しやすくしてからヤシガラ微粒子とボラ微粒子の挿し所の用土にハナキリンを挿し木します。この時に切り口を乾燥させる手間を省きましたが一定の温度を保つことができる場所があるためと一度に大量の挿し木をする為ですので、皆さんはが挿し木するときには一度切り口を乾燥させてあげたいいと思います。挿し木の時期ですが5~8月くらいが好ましいです。あまり温度のない時期にハナキリンを挿し木すると根がでない可能性もあります

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 鉢替えですが2年に一回ほどの割合で、1つくらい大きいサイズに植え替えて下さい。植え替えの際には下の根を軽くほぐしてから植えつけるほうがいいです。トゲがあるので十分に注意して手袋をはめてから作業してください。ハナキリンの用土ですが水捌けのよい用土が好ましいです。

 弊社では赤土5:ヤシガラ4:ボラ1くらに割合の用土を使用しています。あまり根をはる植物ではないので、その辺りを考慮した用土にしてください。

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 水遣りですが、あまり頻繁に水をあげると根が痛んでしますので、適度な間隔であげる時にはたっぷりあげてください。春~秋にかけては2~3日に一回くらいを目安に冬場は1週間に一回くらを目安に考えてください。この時受け皿等に溜まった水は捨ててくださ。根が傷む原因になります。

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 肥料ですが春~秋にかけては緩効性の肥料を2月おきくらいの間隔がいいと思われます。あまり頻繁にあげてしまうと花が付きにくくなって木ばかりが生長してしてしまいます。適度な分量を適度な間隔を大きさにより見極めてください。ただ肥料が切れてくると花の量が少なくなったりします。花つきのよい植物ですのでまったく花がつかないということはないと思います。

 開花期についてですが基本的には短日性の性質が強いので秋~春にかけてが開花期になります。冬場も12度くらい維持できたら開花してくると思います。温度差のある時期の花のほうが綺麗です。種類によっては夏場の開花も可能ですが、基本的には栄養成長にはいり木が大きく育ちます。栄養成長時期の違いですが、葉が大きくなってくる特徴があります。

 この夏場の日が長い時期に開花させるテクニックとして人口的に短日性の環境を作ってあげる事により可能になります。朝の8時から夕方の5時まで日光にあてておき、それが終わったら暗い場所に移動してあげるという動作を繰り返し行うことにより短日の環境をあたえてあげること出来るのです。この時の暗い環境は本当に真っ暗な場所のほうがいいです。ただ本来の花より小さいです。

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 ハナキリンの病害虫ですが、多肉植物ですので軟腐病と虫はコナジラミくらいだと思われます。両方頻繁に発生するものではないので、そう心配する必要はないかと思われます。軟腐病は乾燥させて腐れた部分を除去してください。コナジラミは家庭用の殺虫剤でおかまわないと思います。葉裏などに卵を産み付けている場合もありますので、見つけたら布等で軽く拭くと取れるはずです。

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 越冬の仕方ですが5~10度くらいあったほうが好ましいので室内等の日当たりのいい場所がいいです。野外に置く場合には霜が降りない場所でないと霜焼けをおこします。

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